奥底に眠る秘密を。

数年ぶりに話した。


私のしこりで、人生で死ぬまでついてくるあのことを。


仕事関係では言わざるを得なかったけれど自分の意思で面と向かって話すのは、貴方が三人目だ。


何故、私は貴方なんだろう。
未来も霞んでいるのに。


貴方に私への気持ちがないことを知っている。



一番の理由が物理的な問題なのも知っている。


なのにどうして。


貴方なんだろう。
貴方に話したいと思ったんだろう。


私は貴方に何を望んでいるんだろう。


貴方に憎まれ口を叩き、さらけ出しそして泣いた。


貴方の前で泣くのは二度目だ。


面倒臭がりな貴方が泣かれるのは嫌なのを知っているのに涙が出る。

とめどなく。


腹が立つし、嫌いな部分もあるのに。


縋るように貴方を求めているのは何故だろう。


私は貴方に何を、

貴方は私に何を、