星になった心の声は、
瞬く間に消えゆくのでした。
いや、まだしこりとなって残っているのでもしかしたらまだ、まだ、私は自分の手元に持っているのかもしれない。
この年になってそんなことを悩むとは思っていなかった。
私は、私なりにここまでやってきたと思っていたのだけれどそれは周りに迷惑をかけていたのではないかとか、人と接するのが怖くなって、今わたしは全てにおいて本音でぶつかれる人以外疑心暗鬼にしか接することができないでいる。
ふと、思い出すと涙がとめどなく出てきて、ひしゃげそうになる。
8月は本当に良い思い出がなくて困る。
早く涼しくなって、早く秋風が夏のべたつきを払拭してくれれば良い。
もっともっと、飲んでいっそ忘れてしまいたかったのだけれど、無駄に記憶力の良い私は余計なことは鮮明にひたすら心に残している。
もう、会わないから大丈夫だよ。
みんなは言うけれど、私はもう一度むしろ会って確かめたいの。
会わなきゃ良かったなんて、思いたくないのだ。
出会えて良かったと感謝したい。
エゴかもしれないし、あの人たちは私に会わなきゃ良かったと思うのかもしれないけれど。
それでも、
僅かな可能性を私は掌に握りしめていたい。