備忘録

月末の電話と月初めの連絡から、私だけかもしれないけれどギクシャクしてしまって気まずくてもうダメなのかなと思っちゃって。

それでも君は普通に話しかけてきていつも通りちょっかいをかけてきて私はさらに戸惑ってしまって。

日記にも書いたけどずっとモヤモヤした。

何度も家で1人泣いたよ。

それでも先週、勇気を出して2人きりの時にバレンタインの話をしてあなたのものを用意したと伝えた。

その日ちょうど話題に出ていて、チョコなんていらないなんて言っていたものだからとても言いにくくてドキドキして伝えたら笑って嬉しい、期待してると言ってくれた。

いつ会えるか聞いて、会う約束をしてちょっとモーションをかける内容を送るとそれは断られて、また落ち込んで(結局これは私の思い過ごしだったのだけど)もうこれが最後かもしれないと思って泣きそうになっていると、また浮上するような内容が送られてきて私の感情はジェットコースターだ。

それでも半信半疑だから当たり障りのない内容の想いをカードにしたためる。

きっとね、私の勘違いでなければあなたも最初ちょっと緊張してた。緊張、というよりは戸惑いというかどうしたら良いんだろ、という感じかな。

夜のドライブ、少しずつ先月の君らしさが戻ってきてギクシャクした角が取れて、ちょっとずつ距離がなくなって、抱き合った。

ずっと抱き合ってた。

きっと、触れたいんだろうなと伝わってたし私の気持ちも伝わってたと思う。

雰囲気の流れで行動だけでいえば私の方が際どいモーションをかけたかもしれない。

それでも、ハグしたかったとシンプルな君の意思を聞けたのは私にとって大きな一歩だ。

君の昔の話を教えてくれて嬉しかった。

元々隠し事をと言うかオープンに話してくれる君だけれど、それでも心を開いてくれるようで嬉しかった。

もういつしてもおかしくない距離にずっといたのに、きっと絶対しても大丈夫という確信が持てない限り出来なかったんだろうな。

うん、と私の返事を合図にキスをされて何度も口づけを交わした。

慣れないキス。

もうないかもしれないと思っていたキス。

言葉はない。

私も言わない。

多分諸々の事情からきっと先に君からの言葉を聞けることはないだろう。これからを委ねるのもきっとそのことが関係しているのだろうと思う。

私も伝えたい気持ちはあれど、具体策を考えてるわけではなく、現実問題を突きつけられるとなんて言っていいのかどうしたら良いのかは分からない。

それでも君が昨日私を求めてくれたのは事実だったと私の身体が覚えている。

それがただの欲なのかは分からないけれど。

一瞬でも君と同じものを求めていた事実が愛おしい。

別れ際のキスがこんなにも安心する。

貴方が好きよ。

いつかそう言えたら。