また、一緒に歩いていけたら。
年明けからずっとずっと苦しくてしんどくて、辛くて。彼もしんどくて辛くて。
お互いに余裕がなくて、辛い時彼は1人になりたいし私は一緒に過ごしたくて余計に噛み合わなくなってしまって俗に言うメンヘラのようになっていた自覚がある。
年末のことがあって正直また8月〜9月のような彼に戻るんじゃないかと恐れていた。現実になった。
それでも彼の中で消化しようとしていたのに私が1人不安になって毎日泣いて彼を求めて、最終的に彼と話した一部を軽はずみに人に言って彼をひどく傷つけて信用を失ってしまった。
彼からはっきりとこの人ならなんでも言えるって信じてた、と後になって伝えられた。
貴方だから言ったのに裏切られた気分だと言われた。
初めてベランダに足をかけた。
この1年ほどかけて築いてきた信用を一気に壊してしまって、彼は元々人を信用していないのでその彼が私を信じても良いと思ってくれていたのに私の安易な考えで裏切ってしまった。
私は一生忘れないし、彼も一生忘れないと思う。
それでも一緒にいたいと思う私は本当に自分のことばかりだ。
お互い傷つけ合って、きつい言葉を浴びせて、泣いて、怒って。
前のように仲良くやっていきたいと思っているのに、どう接して良いか分からないのだ。
じゃあ明日から元通りにしましょうと言われてもそれは無理だと彼は言った。その通りだと思う。
それでも、ほんの少し、ほんの少しずつだけれど仕事場でできるだけ笑って話すようにした。
彼から久しぶりに電話がかかってきた。
自発的に電話をしてきてくれるのは2週間ぶりだ。
次の日の昼休み、2人で昼食を取っていると頭を撫でて出て行った。傷ついているはずなのに、彼もどうにか向き合おうとしてくれているのだと思うとありがたいのと申し訳なさとで1人涙が出た。
そして2週間以上ぶりに会おうと言ってくれて、件について触れようかどうか迷ったけどその日は触れずにいつものように過ごした。
抱き合って、キスをした。
好きだと伝えるとうん、と言ってくれた。
件のことに触れなかったのは正解だったのかもうかは今でも分からない。
あれ以来電話では謝っていたけれど、直接会うのは初めてだったからちゃんと顔を見て謝った方が良いのかもしれない。
私は彼を傷つけたことを忘れないし、今でもあの時の言葉を思い出すと胸が苦しい。
今までよりももっと彼を大事にしよう。
彼のためにできることはなんでもしよう。
誠実に向き合ってきたつもりでも傷付けたのだから、もっともっと誠実に生きて繊細な彼に寄り添って生きよう。
もしかしたらもう信じてもらえないかもしれないけれど。私だけは彼を信じよう。
彼には誰よりも大切なものがあって、それ以外は本来何もいらなくて、それでも今彼の人生の時間の一部を私に使ってくれている。
それってとても幸せなことだ。
私たちは付き合っていない。
きっと今後も付き合うことはないだろう。
彼の中で壁もできたかもしれない。
それでも彼が私に時間を使おうと思ってくれる間は楽しい思い出で埋め尽くしたい。
いつかこの人と一緒に過ごした時間はすごく楽しかったなと思ってもらえたらそれで良いじゃないか。
傷付けてごめんなさい。
それでも好きでごめんなさい。
歩み寄ってくれてありがとう。
これまで以上に貴方を大切にしたいです。
宝物のように大事にしたい。
マイナスからでも、求められなくても、貴方を1番に守りたいです。
向き合ってくれてありがとう。